岡田沖縄相、玉城知事と面会へ 就任後初、あす14日に沖縄県を訪問 

 【東京】岡田直樹沖縄担当相は13日の閣議後会見で、14日に沖縄を訪れ、県知事選で2期目の当選を決めた玉城デニー知事と面会すると発表した。玉城知事との面会は大臣就任後初めて。岡田氏は、「沖縄振興について支援していくきっかけになるような話をしたい」とした。
 14日午後に県庁で玉城知事と面会するほか、経済団体代表らとも懇談する。15日まで沖縄に滞在し、正殿が焼失した首里城の視察なども行う。
 会見で記者団から、県知事選の争点にもなった振興策について、選挙結果が及ぼす影響について質問があった。岡田氏は「(選挙結果は)沖縄県が抱えるさまざまな課題を巡る県民の判断という風に認識している」と述べた上で、「(政府は)沖縄振興策を総合的積極的に推進しており、選挙の結果によってこの考えが変わることはない」との立場を示した。
 概算要求が前年度比200億円減となった2023年度沖縄関係予算の編成に向け、「強い沖縄経済の実現に向けて財政当局の折衝にしっかり取り組む」とした。
(安里洋輔)

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