静岡県牧之原市の認定こども園で、園児が通園バスに置き去りにされて死亡した事件で、警察は9月14日午前から、現場となった駐車場に通園バスを置いて検証を始めました。
この事件は9月5日、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の通園バスに、この園に通う女の子(3)が5時間以上置き去りにされ、死亡したものです。
警察は当時の状況を再現するために押収していた通園バスを、14日午前から実際にバスが５時間以上止められていた駐車場に移動し、車内の状況を再現し、確認するための検証を始めました。
発見時、女の子の体温は40℃を越えていて、バスの中からは上半身の衣服と空になった水筒が見つかっています。
牧之原市は14日朝も事件当日と同じように強い日差しが照り付けていて、予想最高気温は31℃と、事件が起きた日の最高気温30.5℃に近い状況になる予報です。
警察は今回の検証で、車内の温度がどれだけ上昇するかなどを確認するものとみられます。
