長崎県新上五島町で秋の到来を告げるアゴ（トビウオ）漁が最盛期を迎えている。北東の風が吹くと玄界灘から南下し、有川湾に入るアゴを、2隻の船で網に追い込んで取る。新魚目町漁協（浜田千次郎組合長）は、漁期は9月末ごろまでとみている。
同漁協によると、漁が始まった2日ごろの水揚げは、約15キロ入る箱で50～100箱ほど。台風11号が通過した9日は2千箱、11日は1万3千箱の大漁となった。
アゴは主に「アゴだし」に使う焼きアゴや塩干しなどに加工される。市場価格は1箱2800円ほどで、昨年より約500円高い。
