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2022年9月13日に公開された動画のテーマは……沖縄県知事選挙は玉城デニー氏勝利！今後の沖縄はどうなる？
ゲストにサキシル編集長の新田哲史氏をお招きし、沖縄県知事選挙と沖縄の今後について語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・9月11日投開票の沖縄県知事選挙は現職の玉城デニー氏が2回目の当選を果たす。保守分裂・統一教会問題で佐喜真氏は苦戦を強いられる
・投票マッチング結果発表！基地問題が最も重視される一方で新型コロナ関連も高い関心を集める
・名護市では辺野古容認の佐喜真氏が最多得票。基地問題だけではない県民の投票行動が窺える
沖縄県知事選挙 玉城デニー氏が2回目の当選
9月11日に沖縄県知事選挙が投開票を迎え、現職の玉城氏が2回目の当選を果たしました。
各候補者の得票数や投票率は以下の通りです。
玉城氏の当選について新田氏は「はっきり言って想定内」とコメント。「保守票が分裂して佐喜真さんはそこに泣くことになってしまった」と佐喜真氏の敗因を振り返りました。
一方で2期目を目指す玉城氏は現職として圧倒的な知名度があり、さらにボリュームゾーンである無党派層からも玉城氏が過半数の支持を集めていたという調査結果もあります。それらを踏まえ、新田氏は「玉城さんが圧倒的に強かった」とコメントしました。
MC鈴木も「下地さんと佐喜真さん一本化できなかったことで構図的に相当厳しくなった」と振り返るとともに「一本化する努力はできなかったのか？」と新田氏に質問。
それに対し新田氏は「下地さんは自民党に戻りたかったが沖縄の自民党がそれを拒否した」という前提を踏まえたうえで「党本部が仲裁した痕跡はほぼない」と解説します。
得票数を見るに候補を一本化できれば玉城氏といい勝負になった可能性もあるなかで、自民党本部が介入しなかった理由として新田氏は「その余裕がなかったのでは」と推測。
旧統一教会の問題に端を発して、岸田政権は支持率が下げ止まらない状況にあります。その支持率をどう立て直すか、また安倍元首相の国葬まで続くと思われる炎上状態をどう乗り切るかで党本部は手一杯、というのが新田氏の見立てです。
さらに、佐喜真氏自身も統一教会との接点が選挙前に発覚するということもあり、複数の要因が重なって佐喜真氏は厳しい戦いを強いられることになったと言えそうです。
また、投票率は57.92％と過去2番目の低さを記録した点については「下地さんが出たことで玉城さんの勝ちと県民が感じてしまったのでは」「勝負が見えたことで投票率が下がってしまったのでは」と新田氏は分析しました。
沖縄県知事選挙 投票マッチング
今回の沖縄県知事選挙では琉球新報社と共同制作で投票マッチングを実施。主な結果は以下のようになりました。
利用者は約2万人に上り、若い世代の利用が大多数。沖縄県内の利用者が8割を超え、投票頻度の高い有権者の利用が多くなっています。
利用者のデータからMC鈴木は「無党派層の傾向を掴むのに参考になるデータではないか」とコメントしました。
回答者が最も重視したのは普天間飛行場の移設問題。一方で2位と5位に新型コロナ関連の項目が入っており、県民の関心の高さが窺えます。
自民党は新型コロナ対策を争点とすることで選挙に勝つ道筋をつけていたところもあったかもしれません。しかし、「保守分裂や旧統一教会の問題で政策論議を深めるところまでいかなかった」と新田氏は分析しました。
宜野湾市長選挙は保守系の松川氏が当選
新田氏は基地問題について「当事者である宜野湾市と名護市の住民の投票行動が興味深い」と言及。
沖縄県知事選挙と同日に行われた宜野湾市長選では保守系で現職の松川氏が当選し、県と市でねじれが発生しています。
さらに宜野湾市と名護市については、辺野古容認を打ち出す佐喜真氏が最多得票を獲得。宜野湾市に関しては佐喜真氏が前市長ということもありますが、名護市はそれが当てはまりません。むしろ4年前の知事選挙では玉城氏の得票が上回っていたところを今回は僅差で佐喜真氏が上回る結果となりました。
MC鈴木は「基地問題は大きな争点だったが必ずしも基地問題だけで知事や市長が選ばれたわけではない」と結論付けました。
今後の沖縄の行方については、台湾情勢への対応が注目されると新田氏は分析。「台湾情勢がいつ緊迫化するか分からない。安全保障について玉城さんが対応できるかというのは自民党政権も不安視している」「玉城さんの対応がクローズアップされる可能性はあると思って見ている」とまとめました。
動画本編はこちら！
玉城氏が選挙戦を有利に進められた要因は自民党にあった？新田氏が解説！
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