横浜のすすき野地区で自動運転バス実証実験 近くに駅なく山坂多い地で

自動運転で走るバス。上部のモニターには運転席の様子が映る

 東急バス(東京都)などが、横浜市青葉区のすすき野地区で自動運転バスの実証実験を行っている。8人乗りの電気自動車が13~15日の間、エリア内を有人で走行。地域住民の高齢化などを背景に、移動に関するニーズが多様化する中、新たなサービスの実現を目指す。 

 同地区を含む住宅地「多摩田園都市」は、起伏のある丘陵地帯が多い上、住民の高齢化が課題となっている。同社は、バス停から自宅までなど「ラストワンマイル」をつなぐ移動手段へのニーズに応えようと、自動運転の小型バスに着目した。

 実験の場として、周辺に駅がなく、山坂の多い同地区を選定。期間中の午前10時から午後4時まで、すすき野団地周辺の1周1キロ超を1日10回ほど走行する。

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