ジョージ・クルーニー 豪州の新型コロナ対策を称賛「米国がやっていたら90万人の命を救えた」

俳優ジョージ・クルーニー(61)が、もし米国がオーストラリアと同様の新型コロナウイルス感染対策を講じていれば、90万人の命が救われていただろうと語った。新作コメディ映画『チケット・トゥ・パラダイス』をオーストラリアで撮影したジョージは、同国の非常に厳格な隔離政策について称賛している。

オーストラリアの時事問題番組『ザ・プロジェクト』に出演したジョージはこう語った。「あなた方が成し遂げたことを見てください。信じられないほど難しいことだったと思うけど、もし米国がそれをやっていたら、90万人の命を救うことができたでしょうね」「科学を信じたというのは、とても立派だ。『うだうだ言っていないで、とにかく終わらせてしまおうっていうオーストラリアの人々は本当に凄いな』と、僕は現地にいる間ずっと思っていた。凄く感心したよ」

タスマニア大学の調査によると、オーストラリア人の大多数は、政府が実施した世界で最も厳しいロックダウン措置は「ちょうどよかった」と考えているという。2020年3月以降、オーストラリアでは新型コロナ関連の死者が1万4432人であるのに対し、アメリカでは100万人以上の死者が出ている。

ジョージは、ジュリア・ロバーツと共に同新作を撮影するためにオーストラリアに到着した際、ホテルではなく私有地に滞在して2週間の隔離期間を取っていた。

妻アマルとの間に5歳の双子を持つジョージは、キスシーンではジュリアと80テイクも要したとアマルに伝えた際に激怒されたと明かしており、ジュリアは「笑っているところを79テイク、それからキスのテイクを1回、撮ったってわけ」と付け加えて説明していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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