三浦瑠麗氏、国の原子力政策「投資の決断下さなければ未来ない」 原発立地・福井県敦賀市で語ったエネルギー問題

「エネルギーと環境をめぐる国際情勢 日本がとるべき戦略とは」と題し講演した三浦瑠麗氏=9月10日、福井県敦賀市民文化センター

 「世界情勢を踏まえたこれからのエネルギー問題を考える」をテーマにしたエネルギーフォーラムが9月10日、福井県敦賀市民文化センターで開かれた。国際政治学者でテレビの討論番組やニュース番組などに多数出演している三浦瑠麗氏が登壇し、国の原子力政策に関して「一つはっきりしているのは、投資を進めなければ、決断を下さなければ未来はない」と強調した。

 三浦氏は「エネルギーと環境をめぐる国際情勢 日本がとるべき戦略とは」と題し講演。カーボンニュートラルを推進しなければいけない理由として、気候変動問題や各国との経済競争の側面があると解説した。原子力を含め一つの電源だけでの達成はあり得ず「あらゆる面での努力を総合して初めて実現する」と話した。

⇒三浦瑠麗さん週末は軽井沢で家族とのんびり、2拠点生活を満喫

 フォーラムは、民間の立場で原発を推進する県原子力平和利用協議会(原平協)が主催。約700人が聴講した。

© 株式会社福井新聞社