10月1日に最終回を迎える、NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」（月～土曜午前8：00ほか）でヒロインを務める黒島結菜と、10月3日スタートの次作「舞いあがれ！」（月～土曜午前8：00ほか）のヒロイン・福原遥によるバトンタッチセレモニーが行われた。
「ちむどんどん」で青柳（比嘉）暢子役を演じてきた黒島は、最終回に向けて「『ちむどんどん』は暢子がまた一つ新たな決断をし、物語がどどどっと進んでいきます。暢子が人生でどういう選択をするのか、そして、家族の話なので、四兄妹がそれぞれの道で人生での幸せを見つけていきますので、そこに注目して見ていただけたらうれしいなと思います。最後までよろしくお願いします」と見どころをアピール。
続いて、「舞いあがれ！」で岩倉舞役を務める福原は、放送スタートを前に、「舞という女の子が夢を見つけて、その夢に向かって自分のペースで一歩一歩進んでいくその成長を見ていただき、少しでも皆さんに勇気だったり笑顔を届けて、今日1日頑張ろうと思ってもらえるような作品になればいいと思います。また、ものづくりの町・東大阪や自然いっぱいの五島列島の魅力がたくさん詰まっていると思うので、そちらも楽しんでいただければいいなと思います」と紹介した。
また、福原から黒島へ「『ちむどんどん』は毎朝撮影に来る前に見ていて、『暢子ちゃんが頑張っているから私も頑張ろう』と元気をもらっています。毎日の撮影は体力勝負だと思いますが、日々自分の中で心がけていたことがあったらアドバイスをいただきたいです」と投げかけると、黒島は「スタッフ、キャストが仲がいいチームだったので現場にいるのが楽しくて、みんなに支えてもらいながら1年間撮影できたなと思っています。心がけていたことは、ちゃんと目を見てなるべく一人一人の顔を見てあいさつすることです。今日もみんなに会えたなということが自分の支えにもなっていたので、あいさつは当たり前のことですが意識していました」と現場でのコミュニケーションの大切さを伝えた。
さらに、恒例のプレゼント交換では、黒島から福原へ「やんばるの草木染めショール」を贈呈。「このショールを彩る爽やかな黄色は、沖縄・やんばるの福木（フクギ）で染めた自然の色です。暢子が伸び伸び育った『ちむどんどん』の舞台・やんばるらしい素材を使いながら、『舞いあがれ！』の舞台・五島列島に向かって大きく広がる空をイメージしました。丁寧に手染めしたこの一点ものの作品から、朝日や昼の日射し、夕焼けや星空を感じていただけたらと思います。空に憧れ、空への夢を見つけていくヒロイン・舞を演じる福原遥さんにエールを送ります」と、温かな思いが込められている。
そして、福原から黒島へは「長崎・五島列島の風景を映し出したステンドグラス」をプレゼント。「舞いあがれ！」のドラマにも登場し、場面を彩るのが長崎・五島列島のステンドグラスは、「今回は『ちむどんどん』の黒島さんと『舞いあがれ！』の福原さんというお二人のヒロインのことを思いながら制作しました」と五島在住の作家の方が特別に作ってくださったものとのことで、五島の海と空、そして島を象徴するツバキの花をデザイン。撮影を終えた黒島にとって、「癒やしのプレゼントになれば」とセレクトされた。2人は互いに贈られた品を手に、笑顔を見せていた。
