大型の台風14号は発達しながら日本の南を西北西に進み、17日（土）には強い勢力で沖縄や九州南部・奄美に接近する見込み。沖縄や九州南部・奄美では、暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。九州南部・奄美は、あわせて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要となる。
大型の台風14号は、15日（木）午後3時には日本の南にあり、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで暴風域を伴っている。台風は発達しながら日本の南を西北西に進み、17日（土）には強い勢力で沖縄や九州南部・奄美に接近する見込み。台風は18日（日）ごろに強い勢力で九州に接近した後、20日（火）ごろにかけて進路を次第に東に変えて進む予想となっている。このため、西日本から北日本にかけての広い範囲で、台風の影響を受ける可能性がある。
沖縄は16日（金）には非常に強い風が吹き、うねりを伴う大しけとなるところがある見込み。
17日（土）には、沖縄や九州南部・奄美で猛烈な風が吹いて、うねりを伴う猛烈なしけとなりそうだ。 暴風や、うねりを伴った高波に厳重な警戒が必要となる。
九州南部では、東よりの湿った空気の流入が続いており、台風14号の接近前から降水量が多くなっている所がある。九州南部は16日（金）にかけて、土砂災害や河川の増水に注意・警戒が必要だ。17日（土）からは、台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、九州南部・奄美で大気の状態が非常に不安定となり、警報級の大雨となる見込み。
＜17日（土）夕方までの24時間予想雨量（多い所）＞
九州南部 100～200ミリ
沖縄 100～150ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。
