きょう16日の天気 日中は広く晴れて残暑続く 西日本の太平洋側は天気下り坂 台風14号は土曜日に沖縄から九州南部に接近へ

16日(金)の天気と降水確率

 きょう16日(金)は全国的に晴れる所が多く、残暑が続きそうだ。ただ、西日本の太平洋側では天気が下り坂で、夜には雨の降りだす所がありそうだ。 また、台風14号の影響で沖縄ではきょうから非常に強い風が吹いて、海は大しけとなり、奄美や九州南部でも海から荒れてくる見通し。

西日本の太平洋側は夜から雨強まる所も

16日(金)昼前と夜の天気分布予想

 きょうは北海道ではスッキリしない空模様となるが、その他は全国的に晴れる所が多くなりそうだ。 ただ、九州南部や四国など、西日本の太平洋側では天気が下り坂に向かい、夜は次第に雨が降り出す見込み。特に宮崎県など西日本太平洋側の東斜面では湿った空気の流れ込みが続くため、この先、雨雲が長時間にわたってかかることが予想される。台風接近前から雨量がかなり多くなるおそれがあるため、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに注意・警戒が必要だ。

広く真夏並みの暑さ 猛暑日が続く所も

16日(金)の予想最高気温

 気温は全国的にこの時季としては高く、広い範囲で真夏のような暑さとなりそうだ。特に西日本では猛烈な暑さになる所があり、予想最高気温は豊岡(兵庫県)、福岡、久留米(福岡県)、佐世保(長崎県)、佐賀、牛深(熊本県)で35℃、佐世保、佐賀、牛深では3日連続、久留米では2日連続の猛暑日となる見込み。9月中旬とは思えない厳しい暑さが続くため、熱中症には十分な注意が必要だ。

台風14号 土曜日に沖縄から九州南部に接近へ

16日(金)午前3時現在の台風14号の位置と進路予想

 大型で強い台風14号は午前3時には、日本の南を1時間に15キロの速度で西に進んでいる。台風は今後も日本の南を西へ進み、あす17 日には強い勢力で沖縄から九州南部に接近する見込みだ。 この影響で沖縄ではきょうから非常に強い風が吹き、うねりを伴う大しけとなる所がありそうだ。あすには沖縄や九州南部・奄美で猛烈な風が吹いて、うねりを伴う猛烈なしけとなる見通し。 さらに、台風周辺や台風本体の発達した雨雲で九州南部・奄美で警報級の大雨となるおそれがあるため、暴風や高波、大雨に厳重な警戒が必要だ。

台風接近の前に

 なお、台風は18日(日)ごろには強い勢力で九州に接近した後、20日(火)ごろにかけて進路を次第に東に変えて進む予想となっている。西日本から北日本にかけての広い範囲で、台風の影響を受ける可能性があるため、台風への備えは今のうちにしておきたい。

(気象予報士・多胡安那)

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