宮崎市教委、生理用品 全小中校設置へ 困窮家庭対策

試行的に女子トイレへ生理用品の設置を始めている宮崎市の大淀中=15日午後、同校

 家庭の経済状況などで生理用品の入手が困難な状態にある「生理の貧困」対策として、宮崎市教委は15日、来年度から市内全ての公立小中学校の女子トイレに生理用品を設置する方針を明らかにした。市議会一般質問で山口俊樹議員(前新会)の質問に答えた。県内9市で公立小中学校全校に設置を表明するのは初めて。
 市教委では本年度、試行的に同市内の小中学校各1校に生理用品を設置し、ニーズが高かったため、来年度、全72校のトイレに生理用品を置くことを決めた。

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