【新型コロナ】鎌倉市内の臨時医療施設が閉鎖へ 全国初の仮設入院施設

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は16日、鎌倉市内に開設した臨時医療施設を今月末で閉鎖すると発表した。来年3月末の返還期限までに原状回復作業を終える必要があるためで、今月18日で新規患者の受け入れは停止する。

 施設は2020年5月、湘南ヘルスイノベーションパーク内のグラウンドに開設。最大で180床を用意し、今年8月までで主に中等症患者ら2万9237人を受け入れてきた。県によると、仮設の入院施設では全国初の開設だった。

 施設の閉鎖に伴い病床数が減少する分は、施設を運営してきた湘南鎌倉総合病院内に約80床を新たに確保するほか、ほかの病院からも協力を得るという。

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