拉致問題解決へ関心を 川崎で横田拓也さんらの座談会

昨年のつどいに参加した横田早紀江さん(中央)と拓也さん(右)=2021年10月2日、川崎市川崎区

 北朝鮮による拉致被害者の帰国実現を願い、多くの市民に拉致問題を知ってもらおうと、川崎市は10月1日、「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」を同市平和館(中原区)で開く。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」代表の横田拓也さん、拉致被害者田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さんらが座談会を行う。

 当日は、北朝鮮をはじめ東アジア情勢に詳しいジャーナリストの西岡省二さんが「拉致問題解決のために必要な東アジア情勢の分析」と題して講演。続いて拓也さん、飯塚さんが加わり、拉致問題について語る。

 つどいは、めぐみさんの誕生日(10月5日)に合わせて毎年開いている。新型コロナウイルス感染症の影響で会場開催とオンラインを併用する。一般の人が参加できる形式の開催は3年ぶりとなる。

 午後2時~4時。事前申込制で定員60人。市ホームページ(HP)か往復はがきで申し込む。22日締め切り(応募多数の場合は抽選)。オンライン視聴は28日までに市HPから申し込む。問い合わせは、市人権・男女共同参画室電話044(200)2688。

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