憧れの舞台で躍動「楽しくやり切れた」 ダンス世界大会で上位入賞、富士見の高田姉妹らが市役所訪問

米国のダンス世界大会で上位入賞を果たした高田えみりさん(左から2人目)と高田えりかさん(中央)、伊藤怜那さん。左端は星野光弘市長=埼玉県富士見市役所

 今年7月、米カリフォルニア州で開催されたダンスの世界大会「Showstopper Final(ショーストッパー・ファイナル)2022 TOUR」13歳の部で1位を獲得した埼玉県富士見市の私立中学2年生高田えみりさん(14)と、同大会の各部門で上位入賞した高田さんの妹で、市立ふじみ野小学校5年生の高田えりかさん(10)、同市立本郷中学校3年生の伊藤怜那さん(15)らが同市役所を表敬訪問し、星野光弘市長らに大会結果を報告した。

 えみりさんが優勝したのは、リリカルジャズ競技ソロティーン部門(12歳~14歳)の13歳の部(11人出場)。ほかにも、全ダンス競技のティーン部門出場者166人中5位に入賞した。えりかさんはリリカルジャズ競技ソロジュニア部門(9歳~11歳)で11人中4位、伊藤さんはジャズ競技ソロティーン部門(12歳~14歳)の14歳の部(12人出場)で2位を獲得した。

 高田姉妹の母親の登起子さんは元ジャズダンサーで、えみりさんは3歳からバレエ、えりかさんは4歳からモダンバレエを習っている。また、伊藤さんは3歳からチアダンスを習っており、現在は3人とも東京都のダンスパフォーマンスチームに所属し、練習に励んでいる。

 この日、3人は母親らと市役所を訪れ、各部門の入賞を報告した。えみりさんは「入賞は家族や仲間のおかげ。これからもダンスを続けていきたい」、えりかさんは「最初は緊張したが、楽しくやり切れた」、伊藤さんは「憧れの舞台に立ててうれしかった」と話した。

 これに対して、星野市長は「好成績はコロナ禍の大変な中、トレーニングを積んで努力した結果だと思う」と称えるとともに「大好きなダンスに取り組み、大会に出場することはすばらしい人生だと思う。これからも続け、上位を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

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