元カノ・松本穂香 今カノ・玉城ティナ いびつな三角関係を描く 城定秀夫監督「恋のいばら」公開決定

松本穂香と玉城ティナがダブル主演する、城定秀夫監督の最新作「恋のいばら」が、2023年1月に劇場公開されることが決まった。渡邊圭祐が共演する。

「恋のいばら」は、1人の男性の元カノと今カノを描いた作品。図書館で働く富田桃(松本穂香)は、突然自分をフッた元カレ・健太朗(渡邊圭祐)のSNSを見て、今カノ・真島莉子(玉城ティナ)の存在を知る。自分とは正反対の今どきな洗練された莉子を調べていくうちに本人を特定し、莉子に直接会いに行ってしまう桃。莉子と向き合った桃は「リベンジポルノって知っていますか?」「彼が撮った二人の秘密の写真データを取り返したい…あと、あなたも撮られてないですか…」と切り出す。

健太朗の元カノである富田桃を演じるのは松本穂香。初の城定監督作への参加で、玉城ティナとは初共演となる。松本は、「初めての城定組、不思議な空気感で楽しみながら演じさせて頂きました。玉城ティナさんとは、ほぼ初めましてでしたが、ティナさんの人柄とその美しさにたくさん助けられながら、桃という人間を作り上げることが出来たと思っています」とコメントを寄せている。

健太朗の今カノである真島莉子役を務めるのは玉城ティナ。「桃役を演じられた松本穂香さんとのシーンが多かったので、二人の関係性の移ろい方なども二人で話し合いつつ、城定監督の思う世界観を作り上げていきました。元彼の、今カノ、という立場でしたが、三人のでこぼこな関係が、どうスクリーンに映るか、楽しみです」と、撮影を振り返っている。

元カノと今カノをつなぐ、“疑惑”のある彼氏・湯川健太朗役は渡邊圭祐。「女性に対する性の感性の歪みと、モノに対する美しいという感性の折り合いをつけようとしたときに、罪悪感を持たない健太朗という男性を演じさせていただきました。その罪悪感のなさと歪みで出会う桃と莉子の2人の結論と、3人の折り合いのつけ方を想像しながら観ていただければと思います」と、メッセージを送っている。

メガホンを取るのは、今年だけで脚本または監督を務めた作品が6本も公開する城定秀夫監督。いびつな三角関係から、誰しもが抱く嫉妬や恋心を、繊細かつエキセントリックに映し出す。脚本は「愛がなんだ」「Arc アーク」などの澤井香織が、城定監督と共に手がけている。

公開されたティザービジュアルでは桃(松本穂香)と莉子(玉城ティナ)の、謎めいた関係が表現された、意味深な横顔が映し出されたビジュアルとなっている。雑誌や広告などで活動する写真家の石田真澄が撮り下ろした。

【作品情報】
恋のいばら
2023年1月公開決定
配給::パルコ
©2023「恋のいばら」製作委員会

© 合同会社シングルライン