國峰啄磨「決勝は渡辺一馬選手との一騎打ち、今回は勝ちたい」/2022全日本ロード第7戦岡山 ST1000予選

 9月17日、2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 スーパーバイクレース in 岡山のST1000クラス予選が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、國峰啄磨(TOHO Racing)がポールポジションを獲得した。

 台風が近づいている影響か、朝から曇天となった予選日。しかし、それほ強い風に悩まされることなく、40分間のタイムアタックが開始された。

 真っ先にコースレコード更新となる1分32秒台にタイムを入れたのは國峰。リーダーボードのトップに立つ。ディフェンディングチャンピオン渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)も1分32秒台をマーク。渡辺一馬は少しずつ自身のタイムを更新。一騎打ちとなった前戦オートポリスラウンドの決勝を再現するかのような予選開始となった。

 セッション後半は膠着状態。自身のタイムを更新する上位ライダーはなく、そのままチェッカー。國峰がST1000クラスで初のポールポジションを獲得。渡辺一馬が2番手で、このふたりだけが1分32秒台。

 また、豊島怜(DOGFIGHTRACING YAMAHA)が1分33秒038で3番手初フロントロウ。一昨年のチャンピオン高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)も1分33秒085とレコードタイムをマークしたものの4番手。さらに、5番手の南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が1分33秒121で、ここまでがコースレコード更新となった。

■ST1000ポールポジション 國峰啄磨(TOHO Racing)
「ここはTOHOレーシングのホームコースなので、何度か練習に来させてもらいました。いいアベレージタイムできていたのですが、ウイークに入ってから少しマシントラブルがあって、不安な部分がありました。それでも改善できていたから、テストでのベストタイムも更新できて、いい流れがつかめました」

「渡辺一馬選手のアベレージが予選から上がっています。決勝に向けて独走のイメージをしていましたが、分からなくなりました。どちらにしてもドライコンディションなら一馬選手と一騎打ちになりそうです。前戦では負けたので、明日はしっかり挑みたいです」

國峰啄磨(TOHO Racing)/2022全日本ロード第7戦岡山 ST1000

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