議場に大型スクリーン 資料映し分かりやすく 上越市議会

 上越市役所5階の市議会本会議場に、100¥文字(U+3305+Vdir)の大型スクリーンが設置された。使用初日となった16日の一般質問では質問者の資料などが映し出され、議場で傍聴している人やテレビを視聴している人に配慮した。

本会議場に設置された大型スクリーン(右側)。質問者の資料などが映し出される

 より分かりやすく、開かれた議会にと、昨年から議会内で検討を重ねてきた。これまでは質問する議員が数字を読み上げたり、パネルに表示して見せたりしていたが、音声のみや傍聴席から小さく、分かりづらかった。
 議場の正面に向かって右側にスクリーンが設置され、質問者の資料やプリントなどが映し出される。議員は質問席でタブレットを操作し、ポイントを拡大することもできる。
 一般質問の1番手として立った牧田正樹氏は食料と農業の課題に絡めて、農水省や東大教授の食料自給率のデータや、11月にある有機野菜のイベントの資料をスクリーンに映し出した。使用後、「傍聴者に分かりやすく、一歩前進したと思う」と感想を話した。

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