上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は17日、同館で今年生まれたマゼランペンギン15羽のグループ名を発表した。名前は「すいぺんず」。元気よくプールに入ってすいすい泳ぐ姿から命名された。
名前の発表はイルカスタジアムで行った。今年生まれの4羽が登場、くす玉につり下げた大好物のアジを引っ張ると、「すいぺんず」の文字が現れた。
マゼランペンギンのグループ名は令和元年から始まり、「うみりんず」「かたりんず」「ケンペンズ」と続いて今年で4世代目。8月1日から28日まで、来館者に公募。集まった1049件718種類の名前を担当飼育スタッフと全スタッフで2回の選考を行って決定した。
今年は鳥インフルエンザの影響で繁殖期が約1カ月遅れ、5月9日から6月15日までの間にふ化した。現在はひなの頃の綿羽(めんう)から毛が生え替わり、プールで泳げる亜成鳥となっている。飼育員の伊東祐花さん(27)は「団結が強く、綿羽が少し残っていても積極的にプールで泳いでいる」とすいぺんずの特徴を説明。「これからも、すいすい伸び伸びと成長してほしい」と願いを話した。