川崎市多摩区を拠点に活動するプロレス団体「HEAT─UP（ヒートアップ）」が10月1日、川崎市中原区の市とどろきアリーナで、興行イベント「プロレスフェス2022 ようこそ灼熱（しゃくねつ）王国へ」を開催する。
同団体はダウン症の姉を持つ田村和宏代表を中心に、障害者との交流にも取り組み、同イベントは社会貢献活動の一環で開催。シングルマッチやタッグマッチなど全7試合を行い、王者兼平大介選手の4度目の防衛戦や、女性ボーカルグループ「SPEED」の元メンバー今井絵理子さんの長男で、先天性難聴の今井礼夢選手の初のタイトル挑戦などが予定されている。障害者施設で作られた食品の販売や商品の展示なども行う。
兼平選手は「最高の舞台で素晴らしい試合をして、ヒートアップの魅力を伝えたい」、今井選手は「障害がある人に勇気を与えられるように頑張りたい」と話している。
午後6時開始（同4時半開場）。障害者手帳を持参した来場者や高校生以下は無料。チケットなどの問い合わせは、ヒートアップ電話044（712）4312。
