山間のまちから「希望の光」 高校生や町民手作りの竹あかり2000本、小鹿野を照らす 全国で一斉に点灯

幻想的な空間を演出した竹あかり=18日午後6時ごろ、埼玉県小鹿野町小鹿野

 埼玉県小鹿野町小鹿野の商店街一帯で18日、竹あかりイベント「みんなの想火(そうか)~in小鹿野町~」が行われ、約2千本の竹あかりが幻想的な空間を演出した。全国47都道府県で一斉に竹あかりをともし、世界へ希望のメッセージを発信する「みんなの想火」プロジェクトの一環。

 同プロジェクトは、「自分たちのまちは、自分たちで灯(とも)す」を合言葉に、2020年から全国各地で実施。県では小鹿野町が代表して竹あかりの点灯を行っている。竹あかりは、県立小鹿野高校竹あかり同好会や町観光協会青年部のメンバーが製作。今回は、両神学童(同町両神薄)の児童や町民が手がけた作品も展示された。

 午後5時のセレモニー後、商店街約250メートルに並んだ竹あかりが一斉にともった。見物客は写真撮影を行いながら、幽玄な秋夜のひとときを楽しんでいた。

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