台風14号の接近で、県内は19日も断続的に激しい雨となり、降り始めからの総雨量は山北町や箱根町で250ミリを超えた。横浜地方気象台は各地に大雨警報を発表。台風は20日未明から朝にかけて最接近するとして、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼びかけた。
南足柄市は19日午後、警戒レベル3の高齢者等避難を発令。箱根町もレベル4の避難指示を出した。
同気象台によると、降り始めからの総雨量は同日午後6時現在、山北町で276.5ミリに達した。箱根町が252.5ミリ、小田原市では201.5ミリと西部でかさみ、東部は横浜市中区で150.5ミリを記録した。
20日も1時間に50~60ミリの激しい雨の恐れがあり、同日夕までの24時間に予想される雨量は東部の多い所で120ミリ、西部は200ミリ。海上を中心に風も強まるという。