驚き!NHK杯・中学放送コンで優良賞、和光市立大和中・放送部の3年女子 入選の男子も 好成績が続く

第39回NHK杯全国中学校放送コンテストで優良賞など受賞し、結果を柴崎光子市長(右端)らに報告した大和中学3年の秋野華加さん(右から2人目)と吉岡大輝さん。左端は石川毅教育長=和光市役所

 中学生らがアナウンスの発声や朗読の表現方法、テレビ番組の編集技術などを競う「第39回NHK杯全国中学校放送コンテスト」のアナウンス部門に出場し、優良賞を受賞した埼玉県和光市立大和中学校(金子文春校長、生徒数821人)の3年生、秋野華加さん(15)と入選した同、吉岡大輝さん(14)が同市役所を表敬訪問し、柴崎光子市長らに受賞結果を報告した。 

 2人はいずれも同校放送部に所属。同コンテストは「アナウンス」と「朗読」「テレビ番組」「ラジオ番組」の4部門があり、同校放送部は2016年度にテレビ番組で優良賞、18年度に同番組とアナウンスで優良賞、21年度に朗読で優良賞と入選を各1人が受賞している。

 大会は8月に開催され、アナウンス部門は都府県地区大会に全国から計788人が応募。このうち、各地区の推薦を受けた212人が全国大会の予選に出場。通過した30人が全国大会の決勝に進み、審査の結果、最優秀賞1人、優秀賞3人、優良賞6人、入選20人が選ばれた。

 市内で開催している「日本鍋グランプリ大会」をアナウンスのテーマに選び、コロナ禍で中止が続いた大会に参加することなどを呼びかけるアナウンスで、優良賞を受賞した秋野さんは「結果を聞いて驚いた。将来は声を生かしアナウンスができる仕事に就ければ」と話した。    吉岡さんは、クラスをまとめるため、遠くで見守りながら生徒一人一人に寄り添い成長させてくれた中学校の担任教諭に感動したことをアナウンスで紹介。「昨年は予選で落選したのでうれしい。将来は生活の中で司会やプレゼンがしっかりできるようになりたい」と目を輝かせた。

© 株式会社埼玉新聞社