台風14号　鶏小屋見に行って行方不明　男性（82）の捜索続く　広島

台風14号が広島県内を襲った19日から広島・廿日市市では82歳の男性の行方が分からなくなっています。消防と警察が20日も朝から捜索しています。

山崎有貴記者
「男性が見に行ったという鶏小屋や、近くの水路を警察の捜査員たちが確認しています」

行方不明となっているのは、82歳の男性です。消防によりますと、19日午前10時半ごろ、この男性の息子から「父の姿が見えなくなった」と通報がありました。

男性は、19日午前7時半ごろ、廿日市市浅原にある鶏小屋を見に行ったあと、姿が見えなくなったということです。

鶏小屋からおよそ700メートル下流側の小瀬川を19日に撮影した映像です。

激しい勢いの濁流となっていて、川の水は道路にあふれています。

県が廿日市市浅原に設置している雨量計では、降り始め（18日午後3時）からの雨量は381ミリを記録しています。

鶏小屋近くの水路は小瀬川につながっていて、消防と警察は、20日は川の周辺を中心におよそ40人態勢で捜索にあたっているということです。

上空からヘリでも現場周辺や小瀬川ダム付近などを確認しているということです。