エリザベス女王の国葬、国歌斉唱とバグパイプ演奏で終わる

エリザベス女王の国葬が、2分間の黙とうの後、国家斉唱とバグパイプ奏者による演奏で終わった。チャールズ国王やウィリアム皇太子など英国王室メンバーをはじめ、世界中から2000人が参列した葬儀の最後には、歌詞を「ゴッド・セイブ・ザ・キング」に変えて国家斉唱が行われた後、女王専属のバクパイプ奏者が『スリープ,ディアリー,スリープ』を演奏した。

カンタベリー大司教による説教が行われた葬儀では、リズ・トラス英首相らが聖書を朗読した。

参列者の中には、米国のジョー・バイデン大統領やカナダのジャスティン・トルドー首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領など世界のリーダーのほか、英国ではボリス・ジョンソン前首相やトニー・ブレア元首相らの姿もあった。

葬儀後ひつぎは、海軍の砲車に載せられ、葬儀が執り行われたウェストミンスター寺院からウェリントン・アーチまで行進。経由したバッキンガム宮殿ではスタッフが外に並びひつぎを見送った。その後ひつぎは霊柩車に移され、国歌が演奏される中埋葬場所のあるウィンザー城へ向かった。女王の子供達であるチャールズ国王、孫のウィリアム皇太子とヘンリー王子はその行進に参加した一方、カミラ妃、キャサリン妃、メーガン妃は車で移動した。

ウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂で同日午後4時に埋葬礼拝が行われた後、現地午後7時30分に行われる私的な礼拝で昨年4月に99歳で他界した夫フィリップ殿下の隣に埋葬される。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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