寒気南下しやすい 降雪量は東・西日本の日本海側で平年並みか多く 冬の天候見通し

気象庁は20日(火)、冬(2022年12月~23年2月)の天候の見通しを発表した。降雪量は、冬型の気圧配置が強いため、東・西日本の日本海側で平年並みか多い見込み。気温は東・西日本で寒気の影響を受けやすく、平年並みか低くなりそうだ。

■予想される海洋・大気の特徴

 ラニーニャ現象が続く可能性が高く、この影響で上空の偏西風はユーラシア大陸東部で北に、日本付近で南に蛇行する見込み。シベリア高気圧は南東側への張り出しが強く、東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強くなり、寒気が流れ込みやすくなりそうだ。北日本は、低気圧の影響を受けやすい時期がある見込み。

■予想される天候

 降雪量は、東・西日本の日本海側で平年並みか多い見通し。気温は、東・西日本は平年並みか低い見込み。降水量は、東日本の日本海側で、平年並みか多い見込み。一方、東・西日本の太平洋側、沖縄・奄美は平年並みか少なくなりそうだ。

 なお、昨年の冬(2021年12月~22年2月)は、12月下旬以降、断続的に寒気が流れ込み、東・西日本で寒冬となり、北日本の日本海側で多雪となった。

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