自転車事故防げ 危険走行を注意 岡山県警 県民運動前に取り締まり

自転車の危険走行を取り締まる岡山西署員

 秋の交通安全県民運動(21~30日)を前に岡山県警は20日、自転車の事故を防ごうと、県内各所の自転車交通量が多い約40カ所で一斉取り締まりを行った。

 県総合グラウンド(岡山市北区いずみ町)では、岡山西署員8人が午前7時半から東側の国道に立ち、自転車の通学、通勤者に「歩行者道ではなく自転車道を走って」「一列になって進んでください」と声かけ。信号無視をはじめ車道の右側通行、イヤホンを装着しての運転といった危険走行に目を光らせ、対象者を見つけると呼び止めて厳重注意した。

 自転車通学の朝日高3年の男子生徒(18)は「走行中はイヤホンをしないよう心がけている。交通量が多いので事故にも注意したい」、柳沢宏道・交通2課長は「自転車も車両ということを忘れず、安全運転を徹底してほしい」と話した。

 県内で今年発生した自転車が関係する人身事故は、8月末現在590件で、前年同期と比べ98件減った。

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