ヤンキース劇的逆転サヨナラ勝ち ジャッジ60号&打率トップに浮上

【パイレーツ8-9xヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは4点ビハインドで迎えた9回裏にアーロン・ジャッジの60号ソロで1点を返すと、さらに無死満塁とチャンスが広がり、ジャンカルロ・スタントンの27号グランドスラムで劇的な逆転サヨナラ勝ち。パイレーツを9対8で破った。ヤンキース6番手のアロルディス・チャップマンは3勝目(3敗)をマーク。パイレーツ5番手のウィル・クロウは一死も取れず4安打5失点と大炎上し、10敗目(5勝)を喫した。

大記録のあとに劇的なエンディングが待っていた。ハリソン・ベイダーの2安打3打点の活躍などで6回終了時点で4対3とリードしていたヤンキースだったが、7回表にブライアン・レイノルズの24号ソロで追いつかれ、8回表にはロドルフォ・カストロの11号3ランなどで4失点。8回裏は無得点に終わり、敗色濃厚となった。ところが、9回裏先頭のジャッジが60号ソロを放ち、アメリカン・リーグ史上3人目のシーズン60本塁打を達成。そして、スタントンが27号逆転サヨナラグランドスラムで劇的勝利を締めくくった。

ジャッジはア・リーグではベーブ・ルース、ロジャー・マリスに次いで史上3人目となるシーズン60本塁打の大記録を達成。チームの147試合目までに60本塁打を放つのはア・リーグ初、メジャー全体でもマーク・マグワイアとバリー・ボンズに次ぐ3人目の快挙となった。ツインズのルイス・アライズがロイヤルズ戦の8回終了時点で4打数ノーヒット、レッドソックスのザンダー・ボガーツがレッズ戦で2打数ノーヒットに終わったため、ジャッジは現時点でこの2選手を抜いて打率トップに浮上。史上初となる60本塁打以上での三冠王が見えてきた。

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