「こども図書館」は現在地で存続へ 広島市立中央図書館など移転計画

広島市立中央図書館などを広島駅南口に移転する計画について、松井市長は「こども図書館」については計画から切り離す考えを明らかにしました。

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広島市は、中区の中央公園にある市立中央図書館やこども図書館などについて、広島駅南口のエールエールA館に移転する計画です。

広島市の松井市長は、21日の市議会でこども図書館については計画から切り離す考えを明らかにしました。

7月末から募集した市民意見で「現在地に残してほしい」という声が多く寄せられたことなどを考慮したとしています。

広島市 松井 一実 市長
「判断が大きく異なる意見のあるこども図書館までも含めての検討では議論が錯綜しかねないことから、こども図書館については、この際、切り離して整理すこととする」

そのうえで、こども図書館に併設されているこども文化科学館のリニューアルに合わせて、整備や充実を図っていく方針を示しました。

これによって、こども図書館はエールエールA館への移転計画からはずれ、現在地で存続することになります。

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