23日にキリンチャレンジカップで日本代表と対戦するアメリカ代表チーム。
かつては「サッカー不毛の地」とも呼ばれ、国内リーグが頓挫するという時代もあった。しかしMLSの成長もあってこのところは多くの世界的なヤングスターを生み出している。
今回は『The18』から、「今アメリカ代表で最も輝いている選手TOP10」をご紹介する。
10位:ジェディ・ロビンソン
クラブ:フラム
ポジション:左サイドバック
年齢:24歳
アントニー・”ジェディ”・ロビンソンは、今アメリカの左サイドバックでは突出した存在だ。イングランドで生まれてエヴァートンの下部組織で育ち、ボルトンとウィガンを経て今季フラムへ。ワールドカップ予選では13試合に出場してチームの中心的な存在になった。
9位:ティモシー・ウェア
クラブ:リール
ポジション:FW、右ウイング
年齢:21歳
現リベリア大統領であるジョージ・ウェア氏の息子にあたるティモシー・ウェア。アメリカ生まれでパリ・サンジェルマンの下部組織で育成された選手だ。昨季リールでは3ゴールと苦しんだものの、代表チームでは力を発揮している。
8位:ユヌス・ムサー
クラブ:バレンシア
ポジション:セントラルMF
年齢:19歳
今、アメリカで最も若く最も期待されるボランチ。ガーナ人の両親を持ち、アメリカで生まれ、イタリアで育ち、アーセナルで選手として育成されたあと、バレンシアに加入したという変わり種。2020年からすでにリーガでレギュラーを務める天才だ。
7位:ウォーカー・ジマーマン
クラブ:ナッシュヴィルSC
ポジション:センターバック
年齢:29歳
国内リーグのMLSはそれほど世界的に有名ではないが、アメリカ代表の守備の要はナッシュヴィルSCのジマーマンに違いない。2年連続でリーグのベストイレブンに選ばれた安定感を武器に、ゴール前に鍵をかける。
6位:ブレンデン・アーロンソン
クラブ:リーズ・ユナイテッド
ポジション:左ウイング、攻撃的MF
年齢:21歳
出身地になぞらえた「メドフォード・メッシ」という渾名を持つアタッカー。昨年レッドブル・ザルツブルクに移籍し、オーストリアで活躍した。今季はリーズ・ユナイテッドでプレミアリーグに挑戦しているネクストブレイクスターだ。
5位:セルジーニョ・デスト
クラブ:ミラン
ポジション:右サイドバック
年齢:21歳
国外出身の選手であるセルジーニョ・デスト。スリナム系アメリカ人の父とオランダ人の母の間に生まれたという珍しい出自がある。アヤックスの下部組織でアタッカーからサイドバックにコンバートされ、トップチームでブレイクし、そして「アメリカ人として初めてバルセロナに加入した選手」にもなった。今季はミランにローン移籍。
4位:タイラー・アダムス
クラブ:リーズ・ユナイテッド
ポジション:守備的MF
年齢:23歳
10代でニューヨーク・レッドブルズの中心選手になり、その後RBライプツィヒへと移籍して欧州に進出。ブンデスリーガでも堅実なプレーで評価を高め、今夏のマーケットでリーズ・ユナイテッドへ加入した。アーロンソンとともにプレミアでも力を発揮している。
3位:ジョヴァンニ・レイナ
クラブ:ボルシア・ドルトムント
ポジション:ウイング、攻撃的MF
年齢:19歳
アメリカ代表の名ボランチであったクラウディオ・レイナの息子。若くしてドイツに渡り、ボルシア・ドルトムントでブレイクした。昨季は怪我のために大部分を欠場せざるを得なくなったが、今季は復活。CLのコペンハーゲン戦では2アシストを決めた。
2位:クリスティアン・プリシッチ
クラブ:チェルシー
ポジション:ウイング
年齢:24歳
18日に24歳の誕生日を迎えたプリシッチ。10代から活躍しているため、この年齢でも経験豊かな存在だ。チェルシーではこのところやや苦しんでいるものの、代表では常にレベルの高いプレーを見せている。3月のパナマ戦ではハットトリックも。
1位:ウェストン・マクケニー
クラブ:ユヴェントス
ポジション:セントラルMF、サイドハーフ
年齢:23歳
【写真】”12年前”の日本代表vsアメリカ代表。今も現役を続ける6名のスゴい選手たち
現在ユヴェントスでプレーしているマクケニー。昨年は足の骨折で苦しんだが、無事に復帰した。様々なポジションでプレーできる多才さを持っており、アメリカ代表ではより攻撃面での貢献が求められるなか、創造性も発揮して活躍を見せている。