橋名板8枚盗まれる 矢板、窃盗事件で捜査

名板が盗まれた共栄橋=21日午後1時5分、矢板市片岡

 栃木県矢板市片岡にある共栄橋と大橋から、橋の名前などを記した銅製の名板計8枚が盗まれたことが21日、市への取材で分かった。市は同日、矢板署に被害届を提出し、同署は窃盗事件として調べている。

 市によると、20日午前、橋の近くに住む住民から「共栄橋の名板が取られている」などと市と同署に連絡があった。市職員が共栄橋の名板がなくなっているのを確認し、付近をパトロールしたところ、約800メートル離れた大橋でも被害に遭っているのを発見した。

 名板は縦15センチ、横39〜63センチで、橋と川の名前が漢字とひらがなで書かれていた。欄干部分のガードレールに設置されていた。市が15日ごろに市内の道路をパトロールした際には、異常はなかった。被害額は計約6万4千円だが、再設置には約70万円かかる見込み。

 県内では昨年、那珂川町や芳賀地域の1市3町でも橋の名板が盗まれる事件が発生している。

 

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