大腸菌感染症で重症 県南地区の80代女性

 栃木県保健福祉部は21日、県南健康福祉センター管内に住む80代女性が腸管出血性大腸菌に感染し、重症となったと発表した。感染源を調べている。

 同部によると、女性は3日に発病し4日に医療機関を受診、20日に腸管出血性大腸菌と診断された。腹痛や急性腎不全、脳症などの症状があり、入院している。腸管出血性大腸菌はO157やO26などがあるが、今回の型は不明という。

 今年に入って腸管出血性大腸菌の感染が確認されたのは30人目で、重症は初めて。同部は感染予防のため調理や食事前、トイレ後のせっけんでの手洗いや、生肉を十分に加熱することなどを呼びかけている。

 

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