日本の南で台風発生・北上へ 西・東日本の太平洋側にかなり接近 連休中は大雨・強風・高波に注意・警戒

 熱帯低気圧から変わる台風が、23日(金・祝)夜~24日(土)にかけて、西日本から東日本の太平洋側へかなり接近する見込み。西・東日本の太平洋側を中心に、22日(木)夜から25日(日)にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒すると共に、強風や高波にも注意が必要となる。

 22日(木)午後3時の観測によると、熱帯低気圧が日本の南にあり、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっている。熱帯低気圧は今後12時間以内に台風となり、日本の南を北上して、23日(金・祝)夜~24日にかけて、西日本から東日本の太平洋側へかなり接近する見込み。その後、25日(日)朝までには、東日本太平洋側で温帯低気圧に変わる予想となっている。

■大雨・雷・突風

 熱帯低気圧から変わる台風本体や、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に22日(木)夜~25日(日)にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。

<23日(金・祝)夕方までの予想雨量(多い所)>
 東海 200ミリ
 近畿 180ミリ
 関東甲信 100ミリ
 
<その後、24日(土)夕方までの予想雨量(多い所)>
 近畿 100~200ミリ
 東海、関東甲信 100~150ミリ

 西日本から東日本の太平洋側を中心に、22日(木)夜~25日(日)にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

■強風・高波
 熱帯低気圧から変わる台風の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に23日(金・祝)から25日(日)にかけて風が強まり、うねりを伴って波が高くなる所がある見込み。強風や高波に注意が必要だ。熱帯低気圧から変わる台風の進路や発達の程度によっては、さらに風が強まり波が高くなる可能性がある。今後の台風情報に注意が必要だ。

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