3年ぶりに高田本町商店街で コロナ前と同様の規模に 越後・謙信SAKEまつり

 上越、妙高両市の日本酒醸造元などでつくる「越後・謙信SAKEまつり実行委員会」は22日、今年のSAKEまつりを10月22、23の両日、上越市本町3・4・5商店街で開くと発表した。商店街でSAKEまつりを開くのは2019年以来3年ぶり。

3年ぶりとなる本町商店街でのSAKEまつりに向け、抱負を語る竹田実行委員長(中央)

 チケットは1日2000円。従来の2日間で2000円を見直し、来場者の分散を図る。上越、妙高、佐渡の日本酒醸造元17蔵とワイン、野草酒などの醸造元4社の計21団体が試飲ブースを設ける他、40の出店で土産物や食べ物を販売する予定。場内での飲食については、感染対策のため場所を指定する。
 SAKEまつりは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、20年はオンラインで、21年は規模を大幅に縮小して開いた。竹田成典実行委員長(竹田酒造店社長)によると、実行委員会は「今年はコロナ前の規模に戻して開きたい」と春から検討を進めてきたという。
 会場となる本町3・4・5商店街振興組合連合会の髙山康生代表幹事は「関係者で感染対策を万全にして、盛大にやろうと合意した。3年ぶりなので、会場として精いっぱい来場者をもてなしたい」と話した。
 酒造業界は感染拡大により売上の減少や販売機会の喪失などに見舞われた。竹田実行委員長は「酒を飲むことが悪いことであるかのようなイメージを持たれた時期もあった。どんなに言葉を尽くすより、一杯の酒を飲んでもらうことが何よりのPRになる。来場者には大いに楽しんでほしい」と話していた。

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