神奈川県内、熱帯低気圧で大雨の恐れ 24日以降接近へ

 横浜地方気象台は22日、発達する熱帯低気圧に関する気象情報を発表した。日本の南を北上しながら台風となり、24日から25日にかけて神奈川県に接近する見込みだ。警報級の大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水などに注意を呼びかけている。

 気象台によると、南から暖かく湿った空気が入り込む影響で、県内では25日まで断続的に雨の可能性がある。熱帯低気圧の北側に発達した雨雲があることから、23日から24日にかけて雨が強まるとみている。「日本列島を縦断した台風14号による大雨の影響が残っているため、土砂災害の危険度が高まりやすくなる」と注意喚起している。

 23日夕までの24時間に予想される雨量は、東部の多い所で70ミリ、西部は80ミリ。その後、24日夕までの24時間では、東部が50~100ミリ、西部では100~150ミリを見込んでいる。総降水量は25日にかけて、さらに増えるとみている。

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