真庭「しんぴお」初音楽イベント 市民ら優雅な音色に酔いしれる

アルパやクラシックギター、リコーダーの優雅な音色を楽しんだコンサート

 6月にオープンした真庭市北房地域の環境学習施設「里山里海交流館しんぴお」(下呰部)で18日、初の音楽イベントが開かれ、市民ら35人がハープやリコーダーの優雅な音色に酔いしれ、楽しいひとときを過ごした。

 「森里海つなぐコンサート」と銘打ち、瀬戸内海沿岸を拠点とするグループ・リコーダーアンサンブル彗星(すいせい)の山本昇代表(71)と妻の祥子さん(65)=倉敷市児島小川、アルパ(ハープ)奏者の黒田玲子さん(68)=同市粒浦=が出演した。

 山本さん夫妻は5種類のリコーダーを駆使し、クラシックやアイルランド民謡、「エーデルワイス」「賛美歌」などを高低音のメリハリを利かせながら演奏。黒田さんは唱歌や歌謡曲の名曲を時に華やかに、時に情熱的に奏でた。黒田さんとクラシックギターに持ち替えた山本代表の共演もあり、来場者は熱心に耳を傾けた。

 夫婦で訪れた人(72)=真庭市=は「生で聴く音楽は本当に素晴らしいとあらためて実感した。こういう機会をどんどんつくってほしい」と話した。

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