バスティアニーニ、マルケス、中上貴晶の3選手が会見/MotoGP第16戦日本GP

 9月22日(木)、明日9月23日(金)〜25日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催される2022MotoGP日本GPを前に、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が記者会見を行い、明日からの抱負を語った。

■エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)

エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022MotoGP第16戦日本GP

「先週末のアラゴンGPでの優勝は、僕の人生の中で一番といえるレースだった。金曜日からとても速くて、とても重要な週末だった。モテギもハードブレーキングやアクセレーションのあるサーキットだけど、僕の好きなサーキット。MotoGPでは初めて走るので、まずは明日のFP1でマルクやタカのような経験豊富なライダーから学ばなければならない。いつものように競争力を高めることが重要だ」

「現在、ファビオとは48ポイント差があるが、まだ可能性はある。チャンスは本当に少ないと思うけれど、諦めていない。アラゴンやミサノのような素晴らしいレースをすることが重要で、夏休みの後、僕は良いステップを踏んでいて、これは、とても重要なこと。チャンピオンシップの最後に良いポジションで到着できるようにベストを尽くしたい」

「日本は本当に大好きで、日本の人々がいつも笑顔で出迎えてくれて、すごくうれしい。コロナがあって、改めて笑顔の大切さを感じるよ。昨日は、着物を着るという体験をして、最高な気分だったけれど、足袋がちょっと変だったよ(笑)」

■マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2022MotoGP第16戦日本GP

「モテギは、ブレーキングポイントが多く、ロングブレーキング、ハードブレーキング、そして右コーナーもあるから体調管理も含めて、うまく状況をコントロールする必要がある。アラゴンでは、日曜日は問題ないだろうと言ったけれど、ここではそうかもしれない。FP1に出ればすぐにわかるよ」

「アラゴンGPでは素晴らしいスタートを切ることができたのに、1周しか走ることができなかった。準備は万端だっただけに残念だった。アンラッキーだったけれど、同時にラッキーでもあった。どちらの状況でも、何も起こらなかったのはラッキーだったのだから。今は、モテギに集中するとき。湿ったコンディションになるだろうし、これまでとは違う。でも、ここは僕らのテストサーキットのひとつだし、テストチームもここでたくさん働いてくれているから、重要な週末になる」

「HRCにも行ってきた。この2年間、メカニックやスタッフとはZoomや電話で話はしてるけれど、やっぱりフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションを取ることは、とても重要なことだ。ホンダが勝つという目的を達成するのが、僕の仕事だから、それに向かってベストを尽くす」

■中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第16戦日本GP

「手の具合は正直なところ、ベストとは言えません。月曜日にバルセロナで手術を受けました。100%回復するのに数日しかないです。レース後、手の状態がかなり悪いことがわかったので、今週末のホームレースは本当に厳しいものになると思います。FP1ではグリーンライトが出たけれど、もう一度チェックして、その後に続けるか止めるかを決めることになります」

「今週末は天候が悪くなりそうです。体力的には、雨が降ればブレーキングにかかる力が弱まるので助かるかもしれないけれど……。3年ぶりの日本GPで、ライダーもファンもこの週末を待ち望んでいたので、ファンには申し訳ない気持ちでいっぱいです。怪我は別として、今週末は天候に恵まれることを願っています」

「今回も日本では特別なヘルメットを用意しました。今は秋なので、日本の伝統的な秋のデザインにしました。今日はすでにパドックで多くのファンや友人に会ったので、素晴らしい気分です。パドックでは日本語を話すことができ、ホームGPであることを実感しています。それが僕にポジティブなエネルギーを与えてくれます」

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