【DeNA】中軸の快音で主導権 牧先制打に宮崎ソロ 9月22日・巨人戦

1回横浜DeNA2死三塁。牧が中前に先制適時打を放つ=横浜(花輪 久写す)

◆横浜DeNA3-0巨人
 ベイスターズ打線は初回に牧が先制打を放ち、六回には宮崎が2試合連続となる13号ソロ。中軸2人の快音で、主導権を手繰り寄せた。

 いきなりゲームを動かしたのは主砲だった。

 佐野が倒れた後の2死三塁。牧はフルカウントからの7球目、外角低めのスライダーに両腕を伸ばし、中前にはじき返した。今季5打数無安打だったメルセデスからのタイムリーに「走者をかえすことだけを考えて打席に入った。何とか先制することができて良かった」とうなずいた。

 一方、その後の停滞するスタジアムの空気を破ったのが、復調気配が漂う宮崎だ。1死無走者から2番手平内が投じた初球の153キロを右翼ポール際に運んだ。

 「健大(石田)が頑張っていたので、何とか塁に出ることを考えた。風にも乗ってくれ、最高の結果となり良かった」と破顔した背番号51。好機であと一押しに欠き、接戦を落とした前夜から一転、打線が意地を見せた。

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