台風15号が接近、箱根で130ミリ超の雨 気象台が土砂災害などに警戒呼びかけ

 台風15号の接近で、神奈川県内では24日未明を中心に、局地的に激しい雨が降った。箱根町では総雨量が130ミリを超えた。横浜地方気象台は同日昼過ぎにかけて断続的に激しい雨が降るとみて、土砂災害などに警戒を呼びかけている。

 気象台によると、降り始めからの総雨量は同日午前8時現在、箱根町で131.0ミリを記録。相模原市中央区が125.5ミリ、海老名市で110.5ミリ、横浜市中区では78.0ミリとなっている。25日朝までの24時間に東部の多い所で80ミリ、西部では100ミリの雨が降ると予想している。

 小田原市と中井町では、命に危険が及ぶ崖崩れなどが起きる可能性が高まったとして警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が出されが、24日午前7時20分に解除された。県によると、午前7時時点の集計では、各市町村から被害の報告はないという。

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