【動画あり】豊見城市長選、現職山川氏が政策発表 子ども支援策を拡充

 【豊見城】10月9日投開票の沖縄県豊見城市長選に立候補を表明している現職の山川仁氏(48)=共産、立民、社民、れいわ、にぬふぁぶし推薦=が23日、豊見城市内で基本政策を発表した。「子どもど真ん中なまちづくりをし、保護者や高齢者など全ての市民のために取り組む」と述べた。給食費の段階的無償化や高校生までの医療費窓口無償化、体育館へのクーラー設置などの子ども支援施策の拡充を掲げた。

 子どもを含め人と未来への投資が大切だとして、小1、中1の新入学時の学用品購入支援や、障がい者や高齢者が必要な機器の購入補助なども盛り込んだ。健康推進のための「がんじゅう習慣事業」の実施や、性の多様性の尊重も訴えた。

 経済政策として、中小企業が働きやすい環境を整えるための条例を制定し、「稼ぐ力」を強化するとした。市街化区域拡大によるまちづくりや、沖縄空手会館など市の特性を生かした着地型の観光開発なども挙げた。

 豊見城市長選は前市議の徳元次人氏(41)=自民、公明推薦=と、NPO法人理事の辻内岳晴氏(42)も立候補を表明している。

(照屋大哲)
 

© 株式会社琉球新報社