後楽園のタンチョウ、優雅に舞う 今秋初 園内散策を堪能

後楽園の芝生から一斉に飛び立つタンチョウ

 岡山市の後楽園で24日、今秋初となるタンチョウの園内散策があり、来場者が4羽が優雅に空を舞う姿を堪能した。

 4羽はいずれも雌のクロ、キイ、アキ、コウ=18~27歳。緑の芝の上でゆっくりと歩を進め、飼育員が鳴き声をまねて合図を出すと一斉に飛び立ち、大きく羽を広げて園内をぐるりと旋回。カメラを構えた来場者が盛んにシャッターを切っていた。

 園内散策は例年9月から翌年2月にかけて月2回ほど行われてきたが、昨季は新型コロナウイルス禍で密を避けるため平日を中心に開催。今季は来年2月まで週末を中心に行われる。

 浅口市の女性(67)は3年ぶりに園内散策に訪れたといい、「楽しみにしていた。何度も飛ぶところが見られてうれしい」と話していた。

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