レイズが乱打戦を制しブルージェイズに連勝 ワイルドカード1位タイに

【ブルージェイズ6-10レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは同点で迎えた8回裏にデービッド・ペラルタの犠牲フライで勝ち越すと、相手のエラーなども絡んでこの回一挙4得点の猛攻。10対6でブルージェイズを下し、連勝でワイルドカード1位タイに浮上した。レイズ4番手のハビー・ゲラが今季初勝利(0敗)をマークし、ブルージェイズ5番手のイミ・ガルシアに5敗目(4勝)が記録されている。

ワイルドカード1番手の座を争うブルージェイズとレイズの対戦は、まずはレイズが主導権を握る。1回裏に内野ゴロ間の得点とマニュエル・マーゴのタイムリーで2点を先制したレイズは、4回表にもアイザック・パレイデスのタイムリー二塁打で追加点を挙げ、3対0とリードを広げた。一方のブルージェイズも5回表にライメル・タピアのタイムリー二塁打で1点を返すと、二死1・3塁から4連打が飛び出し4対3と一気に試合をひっくり返す。しかし、直後の5回裏にレイズ打線が再び繋がり3得点。ブルージェイズも6回表に2点を返し6対6の同点と、激しい点の取り合いとなった。

シーソーゲームとなった試合が再び動いたのは8回裏。四球とヒットでレイズが無死1・3塁のチャンスを作ると、デービッド・ペラルタの犠牲フライで勝ち越した。この1点で止めて粘りたかったブルージェイズだったが、一死満塁の場面でショートのボー・ビシェットが痛恨のタイムリーエラー。この機を逃さなかったレイズが連打でさらに2点を奪い、一気に試合を決めた。

レイズは2日連続での二桁10得点。打線の奮起でブルージェイズ相手に大きな連勝となった。一方のブルージェイズはここ4試合で3度の二桁失点と投手陣が低調。ワイルドカードゲームの本拠地開催権を賭けた戦いが続くだけに、早急な立て直しを要する。両チームの対戦は残り2試合となっており、現在1.5ゲーム差でワイルドカード争い3番手につけるマリナーズを含め、デッドヒートは最後まで続きそうだ。

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