100→120キロに…東北道・岩槻~佐野藤岡IC間で最高速度引き上げ 埼玉県警、来月12日午前10時から

東北道・岩槻~佐野藤岡IC、最高速度100→120キロに

 埼玉県警は10月12日午前10時から、東北自動車道岩槻インターチェンジ(IC)~佐野藤岡IC付近間で、車両の最高速度を現行の100キロから120キロに引き上げる。県内の高速道路で最高速度が100キロを超えるのは初めて。

 県警交通規制課によると、最高速度が引き上げられるのは同区間の下り線40.9キロと、上り線41.3キロ。大型貨物自動車などの引き上げはなく、現行の80キロを維持する。全国ではこれまでに、新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)~浜松いなさJCT、東北道の花巻南IC~盛岡南ICの2区間で120キロに引き上げられている。

 警察庁が2016年に行った速度規制の見直しに関する実証実験に基づいて、交通規制基準を改正したことに伴う引き上げとなった。同区間では、可変標識を51基設置するなどの安全対策を講じたという。初日の10月12日には、東北道下りの蓮田サービスエリアで周知キャンペーンも行う予定。

 同課は最高速度が引き上げられると制動距離も長くなるとして、「車間距離を十分に取り、道路環境や渋滞状況を考慮して安全に走行してほしい」と呼びかけている。

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