秋を訪ねる「七草寺巡り」今が見頃 7つのお寺それぞれ彩る 長瀞、今月末まで「御朱印ラリー」などイベントも

黄色の花びらを輝かせるオミナエシ=24日午前11時ごろ、埼玉県長瀞町本野上の真性寺

 埼玉県長瀞町の秋の風物詩「七草寺巡り」の花々がピークを迎えた。同町本野上の真性寺(しんしょうじ)では、黄色い小さな花びらのオミナエシが咲き誇り、秋の長瀞を彩っている。

 七草寺巡りは、遍照寺(へんじょうじ)(クズ)、道光寺(どうこうじ)(オバナ)、洞昌院(とうしょういん)(ハギ)、多宝寺(たほうじ)(キキョウ)、法善寺(ほうぜんじ)(フジバカマ)、真性寺(オミナエシ)、不動寺(ふどうじ)(ナデシコ)の7寺。長瀞七草寺霊場会によると、クズ、ハギ、キキョウ、オミナエシの見頃は今月末まで、そのほかの花は10月上旬まで楽しめるという。

 同会関係者は「今年は天候が不安定で客足は少なめだが、長雨のおかげで花が長持ちしている」と話していた。30日まで、寺巡り開創40周年の御朱印ラリーや俳句コンクールが行われている。

 問い合わせは、長瀞七草寺霊場会(電話0494.66.3424)へ。

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