熱帯低気圧から変わる台風が27日（火）未明～昼前にかけて小笠原諸島に最も接近する見込み。小笠原諸島では、27日（火）は、土砂災害に警戒し、高波に注意・警戒が必要だ。

　26日（月）午前3時、熱帯低気圧が小笠原近海にあり、1時間に約20キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっている。
　熱帯低気圧は今後12時間以内に台風となり、小笠原近海を発達しながら北上し、27日（火）未明～昼前にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。その後、進路を東よりに変えて日本の東を北東へ進み、29日（木）には、日本の東で温帯低気圧に変わる見通しだ。

大雨・雷

　小笠原諸島では、熱帯低気圧から変わる台風の本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、27日（火）にかけて大気の状態が不安定となる見込み。雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があり、注意が必要だ。土砂災害に警戒し、落雷や突風にも注意。

強風・高波

　小笠原諸島では、熱帯低気圧から変わる台風の影響で、26日（月）～27日（火）にかけて風が強まり、うねりを伴って波が高く、しける所がある見込み。高波に注意・警戒し、強風に注意。熱帯低気圧から変わる台風の進路や発達の程度によっては、さらに風が強まり、波が高くなる可能性があるので、今後の情報に注意。