リル・ベイビー、ティアーズ・フォー・フィアーズをサンプリング。2022 FIFA World Cup公式ソングに

リル・ベイビー(Lil Baby)が、ティアーズ・フォー・フィアーズの代表曲の一つ「Everybody Wants To Rule The World」をサンプリングした2022 FIFAワールドカップの公式ソング「The World Is Yours To Take」をリリースした。

この曲で、リル・ベイビーは、1985年のヒット曲のインストゥルメンタル演奏に乗せてこうラップを繰り広げ、ティアーズ・フォー・フィアーズによるオリジナル・コーラスも随所にフィーチャーされている。

I wanna rule the world, I can’t hold you
Hell of a life, I feel like I’m chosen
I ain’t ever satisfied, I want more.
世界を支配したいが、お前を抱きしめることはできない
地獄のような人生、俺は選ばれたように感じる
決して満足していない、もっと欲しいんだ

The World Is Yours To Take (Budweiser Anthem Of The FIFA World Cup 2022)
この新曲「The World Is Yours To Take」は、FIFAワールドカップ公式サウンドトラックに収録される全8曲のうちの1曲で、リル・ベイビーが同サントラのリリースに向けてパートナーシップを結んでいるFIFAワールドカップの公式ビール、バドワイザーのキャンペーン・コンテンツに使用される。

また、リル・ベイビーは、カタールでの大会期間中となる自身の28歳の誕生日(12月3日)に、バドワイザー・ホテルでライヴ・パフォーマンスを披露する予定だ。

今後、リル・ベイビーとバドワイザーは、世界中の様々なアーティストとタッグを組んでこの曲の新ヴァージョンをリリースし、FIFAワールドカップの会場でミュージック・ビデオの撮影も予定されている。リル・ベイビーは、プレスリリースで次のように述べている。

「バドワイザーと提携した“2022 FIFAワールドカップ”のサウンドトラックのための新曲は、私にとって特別なものです。これは、この数年間、皆さんと共に歩んできた道のりと、次に来るべきものを祝うための作品です。2017年に音楽活動を始めてから、私は夢に向かって全力投球しながら、今の自分にたどり着きましたが、ファンの皆さんにはこの曲を聴いてそれを感じてもらえたらと思っています。ワールドカップのピッチに立って、自分自身の夢に向かって前進する、それがどんな意味であれ、この曲が皆さんをそんな気持ちにさせてくれることを願っています」

「The World Is Yours To Take」は、9月2日にリリースされた「Detox」以来の新曲で、この曲の中でリル・ベイビーは、「1回の人生、2人の子供、3つの家、4つのギャング、5桁のライブのギャラ6つの指輪、MJ、7日間、ザコの黒人たち、8つの運転しない車/9分9厘、勝つのは俺だ」とラップする。また、8月後半にはAmazon Prime Videoで、並はずれたアーティストであり活動家でもある彼の驚くべき成長を記録し、アメリカン・ドリームを追求する機会が与えられていない多くの有色人種が対峙する制度的抑圧について掘り下げたドキュメンタリー映画『アントラップ~リル・ベイビーの軌跡~』が公開されている。

Written By Rhian Daly

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