JAセレサ川崎、伝統野菜「のらぼう菜」使った乾麺開発 認知度高め、市内農業PRへ

パッケージをデザインした乾麺を手にする安藤さん(左)と大野さん=川崎市麻生区黒川のセレサモス麻生店

 JAセレサ川崎は、川崎の伝統野菜「のらぼう菜」と同種から生まれた新品種「かわさきつや菜」を使った乾麺を開発し、大型農産物直売所のセレサモス麻生店(川崎市麻生区黒川)と宮前店(同市宮前区宮崎)で販売を始めた。認知度を高め、市内農業のPRにつなげる狙いだ。

 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で、同市多摩区菅地区で江戸時代から栽培されてきたと伝わる伝統野菜。かわさきつや菜は市農業技術支援センターが2019年、農水省に「川崎市農技1号」として品種登録した。

 のらぼう菜は現在、市内農家約150軒で栽培されており、JAセレサ川崎そ菜部菅支部は20年にのらぼう菜やかわさきつや菜を練り込んだ麺の開発に着手。今年7月ごろに完成した。

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