広島の中心地大きく変わるか 三越や天満屋のビルなど 八丁堀で大規模再開発を検討 広島

小林 康秀 キャスター
「広島市の中心部の百貨店が立ち並ぶ八丁堀です。こちらの天満屋八丁堀ビルとその奥の広島三越が入るビルなど一帯で再開発が検討されています」

【写真を見る】広島の中心地大きく変わるか 三越や天満屋のビルなど 八丁堀で大規模再開発を検討 広島

再開発が検討されている区域には、広島三越が入る中国新聞文化事業社のビル、ヤマダ電機LABI広島などが入る天満屋八丁堀ビル、そして胡子通り側にある東洋観光や胡子神社のビルがあります。

小林 康秀 キャスター
「胡通りにも面している天満屋八丁堀ビルは、1954年の開店後も増築を重ね、さらに隣りのビルとつながるなどして、今の形になりました」

これは、天満屋八丁堀ビルが建設工事中の様子(1955年ころ)です。足場が組まれて、建物が作られている様子がうかがえます。

こちらは、三越がオープンしたときの映像(1973年)です。当時、八丁堀は3つのデパートが立ち並ぶ市内有数の繁華街でした。しかし、年月が経ち、ビルの老朽化が進んだことで、それぞれの地権者は建物の更新を迫られていました。

関係者によりますと、それぞれで建て替えを検討していましたが、周辺の地権者で3月から勉強会を立ち上げ、話し合いも続けてきたということです。

そして、8月に協議会を設置し、協力企業を三井不動産に決めました。協議会には地権者の6者が参加していますが、隣接するほかの地権者にも参加を呼びかけています。

実現すれば、完成までは10年程度かかる見通しですが、具体的な再開発の規模やスケジュールなどは決まっていないということです。

RCCの取材に対し、協議会事務局の三井不動産は、「広島の中心地にふさわしい魅力あるまちづくりと機能の更新に貢献したい」としています。

© 株式会社中国放送