台風被害の静岡救え 神奈川からできる支援とは

被災地へ届ける飲料水を積み込むボランティア=27日、大和市柳橋2丁目

 台風15号で記録的な大雨に見舞われた静岡県内の被災地を支援しようと、神奈川の災害ボランティアが活動を始めた。大規模断水が続く静岡市清水区の住民に飲料水などを提供するほか、これから本格化する浸水住宅の復旧作業などへの協力を視野に、継続的な支援の方策を探っている。

 27日午前7時半、大和市内の住宅地の一角。車庫に備蓄されていた2リットル入りの飲料水が、2台のワゴン車に次々と積み込まれた。水をためられるポリタンクや土のう袋、ブルーシートも載せ、午前中の到着を目指して清水区へ向かった。

 この日、ハンドルを握ったのは、大和市を拠点に災害ボランティア活動を行うNPO法人「ユナイテッドかながわ」のメンバーら。26日も他の支援グループと協力して清水区内で飲料水などを配布、27日の提供分は交流サイト(SNS)を通じて知り合った被災地のPTA関係者を通じて配るという。

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