安芸高田市昨年度決算を議会が不認定 石丸市政への反発強まる

広島県の安芸高田市議会は、28日の本会議で、石丸市長が提出した昨年度の決算を認定しませんでした。石丸市政に議会側が反発を強めています。

安芸高田市の石丸市長は市民モニター制度を使い実施した全16議員の評価など、議会批判を含む「市政の動き」を去年10月から市の広報紙に毎月、掲載しています。

28日の市議会で行われた2021年度一般会計決算の審議。議会側は、委員会の中で一部議員から「市長の一方的な主張の場として広報紙の紙面が使われ住民に正しい情報を伝えていない」などの意見があったと報告。

採決では市長と距離を置き議会で過半数を占める会派の議員ら9人が反対し決算は不認定となりました。

反対派・清志会代表 大下議員

「(決算案に)納得できんから反対広報紙の件もそう(市長が)私物化している。」

石丸市長

「一部の議員がそう言われている。たまたまそれが安芸高田市議会では多数を占めているのであのような結論になった。何をもって一方的とするのか。ただ少なくともあの紙面にうそ偽りはない。」

決算の不認定は初めてで市総務課によりますと決算の効力に影響はないということです。

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