ジャッジがア・リーグ記録に並ぶ61号勝ち越し弾! ヤンキース連勝

【ヤンキース8-3ブルージェイズ】@ロジャース・センター

「1番・指名打者」で先発出場したヤンキースのアーロン・ジャッジは、7回表に勝ち越しの2ランホームランを放ちロジャー・マリスが持つアメリカン・リーグ記録のシーズン61本塁打到達。試合もヤンキースが6対3でブルージェイズを制し、ジャッジの記録達成を勝利で飾った。ヤンキース先発のゲリット・コールが13勝目(7敗)をマーク。ジャッジの61号を浴びたブルージェイズ3番手のティム・メイザが今季初黒星(8勝)を喫している。

1回表にブルージェイズの先発ミッチ・ホワイトの立ち上がりを攻めたヤンキースは、連続四球からジョシュ・ドナルドソンとオズワルド・ペラザの連続タイムリー、さらにマーウィン・ゴンザレスの犠牲フライで3点を先制。一方のブルージェイズも6回裏、先頭ダニー・ジャンセンの14号ソロから打線が繋がり、一死1・2塁からボー・ビシェットの2点タイムリー、ブラディミール・ゲレーロJr.の犠牲フライで3点を返し3対3の同点とする。

しかし、歴史的瞬間が直後に待っていた。7回表、先頭のアーロン・ヒックスがヒットで出塁すると、続くジャッジがフルカウントからの8球目を捉えてレフトスタンドに61号勝ち越し2ラン。1961年のマリス以来61年ぶりとなる大記録に敵地ロジャース・センターも大きな拍手に包まれる。勢いに乗ったヤンキースはこの回さらにハリソン・ベイダーのタイムリーで1点を追加すると、9回表にも2得点。リリーフ陣もブルージェイズの反撃を封じた。

8回表の第5打席は内野ゴロに倒れ4打数1安打1四球2打点でこの試合を終えたジャッジは、これで今季成績を打率.313、本塁打61、打点130とし、依然リーグ三冠王をキープ。現地金曜日からはレギュラーシーズン最後となる本拠地での3連戦が控えており、アメリカン・リーグ単独記録となる62号達成も含めその打棒にさらなる期待がかかる。

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